研究分担者 |
仙石 正和 新潟大学, 工学部, 教授 (30002017)
阿部 武雄 新潟工科大学, 学長 (40018453)
黒沢 馨 東京工業大学, 工学部, 助教授 (60153409)
白鳥 則郎 東北大学, 電気通信研究所, 教授 (60111316)
吉田 進 京都大学, 工学部, 教授 (50026324)
|
研究概要 |
現在めざましい発展を遂げつつある移動体通信技術は高度情報化社会に向けて情報化の進展という面で重要な役割を担っている。特に情報技術と移動体通信技術が融合した移動体情報ネットワーク技術は、現在進展しつつある社会経済システムや個人活動におけるネットワーク化とグローバル化のインフラストラクチャと考えられる。移動体情報ネットワーク技術はもともと総合技術であるが,その中で本年度得られた主な成果は以下の項目である。 (1)選択型ビームスペースダイバーシチを用いたマルチパスフェージングの対策。 (2)セルラ-システムにおける動的チャネル割当,チャネル先行予約方式に関する検討。 (3)ダイナミックチャネル割当のトラヒック特性のクリークパキングによる解析。 (4)無線LANのビデオとデータの混在するシステムの制御法とビデオトラヒックの動的解像度制御実験。 (5)無線ATMLANにおける誤り制御方式。 (6)セキュリティ技術の認証コードに関する研究。 (7)セルラCDMAにおけるトラヒック制御法。 (8)多元トラヒックに対するダイナミックチャネル割り当て方式の基礎検討。 まとめると,マルチメディア無線LANの構成技術,セルラ-のチャネル割当技術,移動体情報ネットワークにおけるセキュリティー技術の3項目に分けられる。いずれも,重要な問題であり,移動体情報ネットワークの構築のためには必要不可欠の課題である。今後も積極的にこの課題に取り組んでいく予定である。
|