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1995 年度 実績報告書

鉄筋コンクリート造建築物の耐久設計・施工基準に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07305026
研究種目

総合研究(A)

研究機関東京大学

研究代表者

友澤 史紀  東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (50211404)

研究分担者 野口 貴文  東京大学, 大学院・工学系研究科, 助手 (80208321)
谷川 恭雄  名古屋大学, 工学部, 教授 (70023182)
清水 昭之  東京理科大学, 工学部, 講師 (50084356)
三橋 博三  東北大学, 工学部, 教授 (90091751)
鎌田 英治  北海道大学, 工学部, 教授 (50001996)
キーワード鉄筋コンクリート / 耐久設計 / 施工 / 環境劣化作用 / 品質管理 / 寒中環境 / 暑中環境 / 鉄筋の腐食
研究概要

鉄筋コンクリート造建築物の耐久設計・施工基準の策定を目的とした基礎的な調査・実験を行った。以下にその概要を示す。
1)友澤により、鉄筋コンクリート造建築物の耐久性低下の概念が示された。すなわち、耐久性は構造物の基本性能の劣化に関連づけて検討する必要がある。
2)鎌田は、寒中環境作用条件の定量的指標に基づく分類を行い、凍害抵抗性に及ぼすコンクリートの材料・調合条件の影響を検討するための試験体を製作し、凍害抵抗性試験を開始した。
3)三橋は、建築物の外装材の劣化に及ぼす環境作用条件の定量的評価を行った。
4)川瀬は、北陸地方の凍結融解作用の定量的評価を行った。
5)橘高は、鉄筋の発錆による膨張力とコンクリート強度・かぶり厚がひび割れ進展に及ぼす影響を明らかにするための実験・解析を開始した。
6)清水は、コンクリートの製造管理方法および荷卸地点での品質管理方法の検討および構造体コンクリートの養生方法の検討を行った。
7)谷川は、フレッシュコンクリートの合理的な施工方法とその品質管理に関する検討を行い、コンクリートの流動に伴う粗骨材の分離現象についてコンクリートの材料面からの知見を得た。
8)松藤は、暑中環境作用条件の定量的評価を行い、それに基づき地域を分類した。また、温度応力に及ぼす材料・調合・養生条件の影響について、実験・解析を行った。
9)森永は、鉄筋の腐食に及ぼす塩害条件の定量的評価を行うとともに、鉄筋腐食度と構造性能について暴露試験結果を基に検討を行った。
10)野口は、研究分担者より得られた結果を総合し、耐久設計手法および設計・施工基準の第1次ドラフトを作成した。

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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