研究課題/領域番号 |
07305033
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 総合 |
研究分野 |
材料加工・処理
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
新宮 秀夫 京都大学, 大学院・エネルギー科学研究科, 教授 (20026024)
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研究分担者 |
井上 明久 東北大学, 金属材料研究所, 教授 (10108566)
鈴木 謙爾 東北大学, 金属材料研究所, 教授 (10005861)
梅本 実 豊橋技術科学大学, 生産システム系, 教授 (90111921)
水谷 宇一郎 名古屋大学, 工学部, 教授 (00072679)
石原 慶一 京都大学, 大学院・エネルギー科学研究科, 助教授 (30184550)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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キーワード | ナノクリスタル / ナノ構造 / メカニカルアロイング / 層状組織 / 界面反応 / 超微細組織 |
研究概要 |
異種金属を共に固相のままで、機械的に混練して合金を作る手法が近年集中的に研究されつつある。従来の合金作成法は融解と鋳造を基本とするプロセスであったが、この手法により、平衡状態図における固溶範囲、化合物形成組成などに縛られることなく、かなりの広い合金組成で、自由に元素の組み合せを、合金作成の可能性の中に組入れることが可能となった。さらに機械的処理の方法を工夫することにより、作成される合金相の結晶粒をナノスケールにまで微細化したり、合金によってはアモルファスとするなどの処理が可能となる。また異種金属をナノスケールで分散した合金組織も作ることが可能となる。本年度は研究組織として2回の研究発表会を開き、上述の非平衡合金作成プロセスの基礎原理、熱力学、具体的実験結果を討議した。これらの成果を総合するとこの新しいプロセスの可能性を具体的な解明することが出来たといえる。またこのプロセスにより作られる新しい合金の機械的、物理的、化学的物性の実験結果をまとめることが出来たことは大きな成果といえよう。
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