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1996 年度 実績報告書

造船CIMのための生産計画のシステム化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07305042
応募区分総合
研究機関東京大学

研究代表者

野本 敏治  東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (80011170)

研究分担者 大塚 守三  東京大学, 大学院・工学系研究科, 助手 (30010896)
青山 和浩  東京大学, 大学院・工学系研究科, 講師 (80222488)
安澤 幸隆  九州大学, 工学部, 助教授 (10191123)
都井 裕  東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (40133087)
キーワード生産計画 / CIM / 工程計画 / 日程計画 / 生産資源 / 製品モデル / 工場モデル / PERT / CPM
研究概要

造船における生産計画のシステム化に対しては,「生産計画において扱うべき物量が多く,しかも標準化が困難であるために,システムに入力すべき情報量が膨大となり,入力作業に多大な労力と期間が要求される」といった問題が存在するために,実用システムの構築は困難とされている。そこで本研究では,生産計画を構成する工程計画と日程計画を設計システムと統合化することによって,製品モデルを利用した生産計画システムの構築を検討した。
(1)生産活動で実施されている様々な作業を情報化し,作業モデルを提案した。モデル化の対象となる作業は大別して,変換作業と運搬作業があり,それらの作業の間に停滞作業が存在すると整理した。実際には,作業モデルに作業に関する様々な情報を管理させ,統合的に情報管理を行うことができるシステムのアウトラインを提案した。
(2)生産計画に必要な情報を効率的に生成するために,製品設計のシステムとの統合化を検討した。形状情報よりも,溶接線長や重量を容易に把握できることが重要であり,そのためには製品モデルのような様々な属性情報を管理できるモデルの利用が有効であることを確認した。製品モデルの情報を作業モデルの情報として記述することによって,作業の対象と,作業に必要な様々な情報が統合的に管理されることを実証した。
(3)工場の様々な制約を考慮して生産計画を立案することが重要である。本研究では,工場や生産設備,作業者などの情報を整理してシステム内に表現するために生産環境モデルを新たに定義した。プロトタイピング手法を有効に利用して,実際に計算機内部に生産環境モデルが表現された生産計画システムを構築することによって,計算機上のモデルと定義した概念の相関関係を把握し,生産計画システムの概念を再構築することができた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 野本敏治: "Simulation Based Design and Manufacturing" '96新しい造船学シンポジウムテキスト. 222-243 (1996)

  • [文献書誌] Toshiharu Nomoto: "Simulation Based and Manufacturing for a Large Scale Weloded Structure" The 6th International Welding Symposium. 1. 311-318 (1996)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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