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1995 年度 実績報告書

リン酸塩類の水和とその生成物の工業的利用

研究課題

研究課題/領域番号 07305063
研究種目

総合研究(A)

研究機関東京都立大学

研究代表者

梅垣 高士  東京都立大学, 工学部, 教授 (70087287)

研究分担者 戸田 善朝  千葉工業大学, 工学部, 教授 (30083869)
鈴木 高  山梨大学, 工学部, 教授 (60020385)
門間 英毅  工学院大学, 工学部, 教授 (00265951)
安江 保  日本大学, 理工学部, 教授 (90059973)
荒井 康夫  日本大学, 理工学部, 教授 (20058887)
キーワードリン酸カルシウム / アパタイト / 水和 / 結晶形態剃御 / 焼結体 / イオン交換 / 顔料
研究概要

1 各種水溶性高分子およびそのモノマーの存在下で、リン酸カルシウム類の水和に関する実験を行い、水和反応の速度は、減少するものの、カルシウム欠損アパタイトが生成することがわかった。また、上記添加物の存在は、水和生成アパタイト結晶の形態に影響をおよぼすことが明らかとなった。(梅垣 高士)
2 非晶質リン酸カルシウム、水酸アパタイトなどのリン酸カルシウム類とカルボン酸との複合体の調製条件について詳細な検討を行なった。(荒井 康夫、安江 任)
3 リン酸根とカルシウムイオンを含む水溶液の電解により、金属などの基質上に水酸アパタイト結晶を析出させ、その結晶形態、構造解析を行なった。(門間 英毅)
4 水酸アパタイトの焼結条件を検討し、その焼結体の電気的測定を行なった。高温では、プロトン電導性があることを確認し、低温では誘電性のあることを確かめた。フッ素やイットリムの固溶により、電導性の向上が認められた。(山下 仁大)
5 各種カチオン置換アパタイトを合成し、イオン交換特性をしらべた。そのイオン交換性を利用すると、鉛など、有害重金属イオンの除去に有効であることが確かめられた。(鈴木 喬)
6 鉄、コバルト、ニッケルなどのリン酸塩水和物について、顔料への応用を目的として、合成条件の検討、光学的性質の測定などを行なった。粒子形態、粒子径、粒度分布などが、顔料としての粒子設計に重要なことを認めた。(戸田 善朝)

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] K.Yamashita,T.Umegaki: "Proton Conduction in Sodium-Substituted Caleium Htlroxyapatite" Inorgauic Materials. 2. 166-170 (1995)

  • [文献書誌] K.Muroyama,K.Yamashita,T.Umegaki: "Preparation of Hydratrlic Hardeued Body of Caleium Phosphtes" Phosphorus Research Buhetin. 5. 37-42 (1995)

  • [文献書誌] 山下仁大,梅垣高士: "バイオマテリアルとしてのアパタイト膜の調製" 無機マテリアル. 2. 406-414 (1995)

  • [文献書誌] Y.Kojima,Y.Yamamoto,T.Yasue,Y.ARai: "Adsorption of Gbycine on Aworphus Caleium Phosphate" Phosphorus Research Buhetin. 5. 59-64 (1995)

  • [文献書誌] 門間英毅: "水酸アパタイトの形態剃御" 無機マテリアル. 2. 401-405 (1995)

  • [文献書誌] 橋本和明,戸田善朝: "リン酸塩顔料の色彩剃御" 無機マテリアル. 2. 415-425 (1995)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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