研究分担者 |
神田 鷹久 信州大学, 工学部, 教授 (60020997)
森川 康 長岡技術大学, 工学部, 教授 (50239638)
大宮 邦雄 三重大学, 生物資源学部, 教授 (60023488)
塚越 規弘 名古屋大学, 農学部, 教授 (50115599)
岡田 厳太郎 静岡大学, 教育学部, 教授 (70021904)
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研究概要 |
研究班の成果は以下の通りである。 (1)Aspergillus aculeatusのβ-グルコシダーゼ 1遺伝子をクローン化し、塩基配列を決定した.(荒井) (2)T.virideセルラーゼ系構成メンバー中の 2成分が、結晶セルロースのグルコース化にkey enzymeとして寄与することをつきとめた.(岡田) (3)Aspergillus oryzaeから 4種類のセルラーゼ遺伝子をクローン化して塩基配列を決定した.(塚越) (4)100℃,10分で加熱後氷冷すると,約50%の活性が回復するキシラナーゼの遺伝子を,Clostridium sp.より分離しその遺伝子構造を決定した.(大宮) (5)L-ソルボ-スは T.reesei のセルラーゼのインデューサーであるが,ヘミセルラーゼの一種である α-アラビノフラノシダーゼをも誘導することを見いだした.(森川) (6)I.lacteus,T.reesei,A.nigerより,異なる 7種のエキソおよびエンド型セルラーゼを鈍化し,水溶性基質に対する挙動を検討した.(神田) (7)タバコ培養細胞よりペクチンエステラーゼの cDNAを得た.(新名) (8)セロアンヒドロオリゴマーを基質としてトリコデルマ由来のセロビオヒドロラーゼの作用機構を分析した結果,非還元末端よりセオビオースユニットで切断することを明らかにした.(東) (9)木材のセルラーゼによる糖化と,光合成細菌による水素の生産を複合したバイオマスからの水素生産を試み,5wt% セルロースから 55.6ml/h/ml-medium の水素発生速度を得た.(大島) (10)Aspergillus niger由来の cDNAライブラリーから CMCaseとAvicelaseをクローン化した.(小川) (11)Celluvibrio gilvus(CG)と Agrobacterium tumefaciens(AT)のβ-グルコシダーゼからキメラ酵素を調製した.その結果,キメラにした領域が大きいほど CG の酵素の耐熱性は向上していた.(佐々木,林)
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