研究課題/領域番号 |
07307012
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
西村 恒彦 大阪大学, 医学部, 教授 (70237733)
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研究分担者 |
米倉 義晴 福井医科大学, 医学部, 教授 (60135572)
佐々木 康人 東京大学, 医学部, 教授 (80081694)
越智 宏暢 大阪市立大学, 医学部, 教授 (70047067)
小西 淳二 京都大学, 医学部, 教授 (70026970)
植原 敏勇 大阪大学, 医学部・附属病院, 講師 (80243202)
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キーワード | PET / 循環器疾患 / 治療効果 / 脳血管障害 / 心筋梗塞 / 心不全 / 脳血管性痴呆 |
研究概要 |
分担研究者がこれまでPETを用いて個別に行ってきた循環器疾患の発症メカニズムの追求、治療手段と関連させた病態解明を統合し、治療効果の心評価法を確立することを目的とした。すなわち、心・脳疾患に対する新しいポジトロン・トレーサの開発(担当:前田)、それを用いた心・脳の薬物受容体画像化の基礎的検討(担当:渡辺)を行った。臨床的検討としては、心疾患に対しては、急性心筋梗塞および心不全において経済的に循環代謝諸量の半定量化・画像化を行い、血行再建術や心刺激薬剤による治療手段との関連で病態解明を行った(担当:小西、越智)。脳疾患に対しては脳血管障害急性期例において同様のことを行った(担当:佐々木、米倉)。さらに、脳では負荷試験を用いた脳血管性痴呆の鑑識について、心臓では心筋症・心不全における心筋代謝の評価について検討を加えた。研究分担者のこれまでの研究結果により、脳・心疾患における治療効果の評価に有用と思われるPETによる指標をとりまとめ、治療評価システムを行った(担当:西村、植原)。本研究は単に学術上のみならず医療の上でも貢献するところが大きいものと考えられる。
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