研究課題/領域番号 |
07307015
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応募区分 | 総合 |
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
古瀬 彰 東京大学, 医学部・附属病院, 教授 (70010163)
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研究分担者 |
磯部 光章 信州大学, 医学部・附属病院, 助教授 (80176263)
開原 成允 東京大学, 医学部・附属病院, 教授 (30010234)
松田 暉 大阪大学, 医学部・附属病院, 教授 (00028614)
藤村 重文 東北大学, 加齢医学研究所呼吸器再建研究分野, 教授 (40006078)
田林 晄一 東北大学, 医学部・附属病院, 教授 (90142942)
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キーワード | 心臓移植 / 肺移植 / 補助人工心臓 / 抗接着抗体 / 免疫抑制療法 / 慢性拒絶反応 / 移植心冠状動脈硬化 / donor臓器 |
研究概要 |
本年度は総合研究第2年度であるので、昨年までの研究成果をふまえて引き続き分担研究を遂行し、2回の班会議においてその成果を報告するとともに相互に検討した。 開原は日本における移植関連の研究や活動に関する情報を提供するシステムのあり方を検討し、さらにインターネット上において情報公開する際の情報の種類や機密保持を保証する方法を検討した。 松田、田林、磯部らは心臓移植後の慢性拒絶反応の実験的検討を行った。松田は移植心動脈硬化の発症が移植後初期にTリンパ球、マクロファージの関与により決定される事を解明した。田林、磯部らはAngiotensin II receptor antagonist、抗細胞接着分子抗体、細胞周期調節遺伝子の移植心動脈硬化予防における効果を報告した。 佐野は1時間停止後摘出され、体外で蘇生された心臓のdonor心臓としての可能性を実験的に検討した。平はヒアルロニダーゼ添加心筋保護液の心筋浮腫軽減とグラフトviability維持とを実験的に検討した。小柳はBretschneider液の心筋保護効果を検討し報告した。 臨床に即した検討として、川島は国立循環器病センター型補助人工心臓を用いた難治性心不全に対する治療経験を報告し、補助人工心臓が心臓移植に至るまでの橋渡しだけではなく、難治性心不全の治療法となりうる可能性があることを報告した。 藤村、江口、矢田らは肺移植の実験的検討を行った。藤村は移植肺のflush温度を4℃と24℃で比較し、24℃の方が保存後の肺胞水分クリアランスが保たれていることを報告した。矢田は同種既肝移植におけるrIL-2の効果を、江口は同種肺移植における抗αβT細胞受容体抗体の効果を実験的に検討した。
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