研究課題/領域番号 |
07308005
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研究種目 |
総合研究(A)
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研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
高木 彰彦 茨城大学, 教養部, 助教授 (90197054)
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研究分担者 |
神谷 浩夫 金沢大学, 文学部, 助教授 (40192546)
岡橋 秀典 広島大学, 文学部, 助教授 (00150540)
千葉 立也 明治学院大学, 一般教養部, 教授 (40163737)
東 廉 三重大学, 人文学部, 教授 (80202646)
田邊 裕 東京大学, 総合文化研究科, 教授 (00012394)
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キーワード | 政治地理学 / 地政学 / 選挙制度 / 地域的公正 / 中心・周辺構造 |
研究概要 |
本研究は、I政治地理学の理論と発展、II政治の地域構造、III政治の地理的視角、IV国際関係の政治地理、の4部門に分けて行われているため、以下4部門に分けて研究実績の一部を記す。Iでは、福嶋が戦前における日本の地政学に関する研究を進め、その成果は間もなく公表される予定である。IIでは、高木が最近の第40回衆議院総選挙結果の分析を進め、成果を公表した。また、衆議院選挙区の地域性に関する研究にも着手し、成果の一部を学会にて報告した。IIIでは、神谷が地域的公正に関する研究を、岡橋が日本の中心・周辺構造に関する研究を進め、それぞれその成果の一部を公表した。東は日本の土地利用計画の空間的管轄の二元性に関する研究を進めている。IVについては、千葉が、日本における外国人の居住に関する研究を進め、その成果の一部を公表した。手塚はフランスにおける国土整備の動向について研究を進めている。 また、各自の研究を円滑に進めかつ当該研究に関する情報交換を行うために、本年度は2回の研究集会を持った。第1回は、1995年10月13・14日に岡山市において開催し、出席者は10名であった。この集会では、ゲスト1名の報告に加え、各分担者の研究中間報告を行うとともに、政治地理学全体において欠けている分野及び今後フォローすべき分野について検討した。第2回集会は、1996年1月6・7日に水戸市において開催し、参加者は8名であった。この集会では、ゲスト2名による報告に加え、前回参加しなかった分担者の研究中間報告を行い、さらに今後の研究展望を行った。 以上のように、分担者によって進捗状況に違いが見られるものの、日本における政治地理学研究の現段階をまとめた書物(『現代日本の政治地理』(仮称))の刊行に向けて、本研究は着実に進展を見せている。
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