研究課題/領域番号 |
07308011
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研究種目 |
総合研究(A)
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
野上 智行 神戸大学, 発達科学部, 教授 (80127688)
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研究分担者 |
小川 正賢 茨城大学, 教育学部, 助教授 (80143139)
永岡 慶三 放送教育開発センター, 研究開発部, 教授 (90127382)
中島 秀人 東京工業大学, 工学部, 助教授 (40217724)
城 仁士 神戸大学, 発達科学部, 助教授 (40145214)
川畑 徹朗 神戸大学, 発達科学部, 助教授 (50134416)
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キーワード | ライフスキル / 意思決定 / 科学技術社会 / マネージメント能力 / セルフエステ-ム / 科学教育 / コミュニケーション能力 / 目標設定能力 |
研究概要 |
研究の初年度である本年度は、ライフスキルの基本となる枠組みを明らかにすることが目的であった。この目的を達成するために、次の観点から、研究分担者がそれぞれの専門領域から21世紀のライフスキルの特徴を探った。 この検討に加えて、社内教育・人材教育を行っている神鋼ヒューマンクリエイト社長からの協力をえて、企業内社会におけるライフスキルの検討も行った。→(謝金は上記の探索に必要な資料収集等の補助者に支払われた。) 上述の検討の成果を、平成7年12月10日に神戸大学において公開シンポジウムの形で公開した。→(研究分担者の旅費は主として、この公開シンポジウムのために使われた。) このシンポジウムを通して、異なったフィールドでの21世紀のライフスキルの検討が、結果として次のようなスキルとして共通に理解され、かつ必要とされるものであることが結論された。 ・知識や情報をマネージメントする能力(知識経営の能力)・自己教育力・状況対応力・コミュニケーション能力・目標設定能力・意思決定能力・ストレスマネジメント・セルフエステ-ム(肯定的自己概念) 本年度は、ライフスキルの基本的な枠組みを見いだすことが目的であったが、その目的はこれによって達成されたと考えている。→(購入されたパソコン一式は、本年度には、これらの研究成果を集大成し、「人間科学研究」誌に掲載する原稿の作成等に用いられた。) ここに抽出されたライフスキルの具体的な育成プログラムの開発が次年度以降の課題である。
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