研究分担者 |
貫井 正納 千葉大学, 教育学部, 教授 (50009031)
三宅 正太郎 大分芸術文化短期大学, 助教授 (50107017)
日下 和信 大阪キリスト教短期大学, 教授
中山 迅 宮崎大学, 教育学部, 助教授 (90237470)
吉崎 静夫 日本女子大学, 人間社会学部, 教授 (20116130)
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研究概要 |
本研究は平成7年度から9年度の3年計画である. 本研究遂行にあたって,まず理科授業の構造についての理論構築を大分でのフェーストゥフェースによる研究会や手紙,電話,E-MAIL等で連絡をとりながら,各研究者が研究をすすめた.そして,(1)授業をその深化の程度で分類する授業4段階説,構成主義的授業論,教師行動と児童行動の対応等から授業に関する知見を検討し,理科授業の構造についての理論構築をおこなった.それらの成果は日本科学教育学会の年会で中間報告してある. また,理科授業中の皮膚抵抗反応等の生理反応測定の意味,イメージマップ法,再生刺激法等の知見を検討し,理科教師訓練システムの技術的側面の理論構築をおこなった.それらの成果は日本科学教育学会の年会で中間報告してある. これらの理論構築をもとに具体的な授業設計,皮膚抵抗反応,脈波,脳波の測定を行いデータを分析,まとめつつある. また,生理反応,再生刺激法的手法から再生刺激法におけるストップポイントの割り出しを研究しつつある. 新たに得られた知見として,教授スキルとして,沈黙に耐えることの重要性,構成主義的観点を取り入れること,皮膚抵抗反応と脈波の関係,再生刺激法へのイメージマップ的手法を取り入れることの可能性等の新しい知見がえられ,最終的な教授技能習熟のための自己訓練システム構築の基本構想はまとまった.
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