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1997 年度 実績報告書

映像の構成と視聴能力の発達に関する総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 07308018
研究機関新潟大学

研究代表者

生田 孝至  新潟大学, 教育学部, 教授 (20018823)

研究分担者 木原 俊行  岡山大学, 教育学部, 講師 (40231287)
南部 昌敏  上越教育大学, 学校教育研究センター, 助教授 (90143627)
小町 真之  東京情報大学, 経営情報学部, 教授 (20178354)
中野 照海  国際基督教大学, 教養学部, 教授 (70052230)
水越 敏行  関西大学, 総合情報学部, 教授 (20019409)
キーワード映像リテラシー / メディア教育 / 視聴覚教育
研究概要

本年度は、本研究の最終年度に当たり、これまでの2カ年の調査研究のまとめと、得られた知見をもとに、総合報告書を作成することを目的とした。これまでの研究では、映画「裸の島」を手がかりに、映像視聴能力を制作者の意図を視聴者がどの程度理解できているかを、使用映画の「伏線」に焦点を当てて実験を行い、多次元尺度構成法により解析した。
その結果、映画構成上は時間的に遠隔関係にある伏線が、視聴者の認知的布置では、近接関係に配置され視聴者の映像視聴能力を明示できた。また、NHK放送番組「動物のたんじょう」を用いた、視聴能力の発達研究では、小学生,中学生を対象に調査を行い、小学校5,6年生を境に、視聴能力の発達差が見られることを大まかに把握することが出来た。映像視聴能力を、場面の理解、場面間の理解、主題の理解、映像構成・映像技法の理解に下位構成して、これらを検討した結果、技法理解において、3,4年と5,6年の間に理解の差がみられる傾向がみられた。
これらの研究成果をもとに、視聴能力に関わるデータの再検討と、検討を行い「映像視聴能力に関する研究動向」「映像の構成と視聴能力に関する研究」「映像視聴能力の発達的研究」「教師の番組読みとりの研究」「子どもは放送番組をどこまで読みとるか」を内容とする、報告書を作成した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 生田孝至: "多次元尺度法による視聴者の映像認知構造の分析" 日本教育工学雑誌. 20・3. 151-159 (1996)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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