研究分担者 |
垂水 共之 岡山大学, 環境理工学部, 教授 (50033915)
村上 隆 名古屋大学, 教育学部, 教授 (70093078)
繁桝 算男 東京大学, 教養学部, 教授 (90091701)
石塚 智一 大学入試センター, 研究開発部, 教授 (00168238)
岩坪 秀一 大学入試センター, 研究開発部, 教授 (20141997)
|
研究概要 |
研究実績の報告 本年度は次のように研究集会を行なって研究を進めた (1)平成7年 9月29日 東京地区メンバーによる情報交換と研究集会の企画 (2)平成7年11月24日-25日 大学入試センターにおいて第1回研究集会の開催(発表数16,参加者53) (3)平成8年3月1日 大学入試センターにおいて第2回研究集会の開催(発表数6,参加者27) 上記の2回の研究会の発表のうち1つを除く21の発表内容、および指定討論者の討論内容をまとめて全部で170ページ(A4)の報告書を作成した. これらの本年の活動を通して,大学入試関連データの分析に付随した多変量データ解析に内在する種々の問題の所在が明らかにされた。特に,センター試験や2次試験がどのように合否に寄与しているかをみる指標で全国的に使用されている合否入れ替わり率の性質,さらには入試データと入学後の成績間の相関を求める際,打ち切り現象により相関が低くなるが,こういった相関をどのように補正するかといった点で新しい展開が見られた。本研究によって実際の入試改革に役立つ成果が得られることが期待され,平成8年度,および9年度といった残る2年の研究年度の研究活動を促進させていくうえでの有用な知見が得られたといえよう。今年度の成果を生かしながら,平成8,9年度の研究が一層実りあるものになるよう努力していき所存である。なお,今年度の研究成果のうちでプログラム開発を行ったものに,1)入れ替わり率(岡山大学:垂水教授),2)相関係数の補正(東京大学,繁桝教授),3)項目反応理論(宇都宮大学,服部助教授)の3つがあったことを明記しておく。
|