| 研究課題/領域番号 |
07308032
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| 研究種目 |
総合研究(A)
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| 研究機関 | 京都大学 |
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研究代表者 |
河田 恵昭 京都大学, 防災研究所, 教授 (10027295)
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| 研究分担者 |
松林 宇一郎 名古屋大学, 工学部, 助教授 (80126903)
佐藤 邦明 埼玉大学, 工学部, 助教授 (10008881)
加賀屋 誠一 北海道大学, 工学部, 助教授 (70091436)
林 春男 京都大学, 防災研究所, 助教授 (20164949)
佐藤 忠信 京都大学, 防災研究所, 教授 (00027294)
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| キーワード | 自然災害 / データベース / 災害史 / 災害情報 / ネットワーク |
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| 研究概要 |
自然災害データベースを活用した災害の地域性に関する研究では、平成6年度改訂された『自然災害キーワード集』に従い、各地域における各種災害の発生件数の経年変化、キーワードの同じ重要度レベルでの登録件数の比較から、各地域で発生した特定の災害の多発化傾向の実態を検討した。その結果、北海道では過去10年近く雪害が減少しており、気候の温暖化の影響を受けていることが見いだされた。しかし、平成8年の年頭より札幌市を中心として都市豪雪被害が顕在化してきており、このために危機管理上問題が顕在化したことを明らかにした。また、津波災害についても、過去10年間を取れば北海道と東北地方に遍在することが見いだされ、これが過去400年間の傾向に一致することを示した。
つぎに、災害史ベータベースを活用した災害の歴史性に関する研究では、畿内地方で発生した歴史的大洪水氾濫災害や地震災害の発生頻度やその規模を、災害史データベースに登録されている記述から推定し、これと遺跡発掘調査の結果と比較して確認することを試みた。その結果、兵庫県南部地震に先だって猪名川町で起こった群発地震は、過去に南海地震の前兆として古文書に記載されており、歴史的には反復性の高い現象であることがわかった。さらに、歴史洪水による地形変化と土地利用の復旧の過程について考察し、大阪府八尾市福万寺遺跡の島畑遺構の調査から、耕地面が洪水による堆積を受け、その復旧のために洪水堆積物を旧畦畔沿いに集めたことが見いだされた。
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