研究課題/領域番号 |
07308036
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研究種目 |
総合研究(A)
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
佐藤 徳芳 東北大学, 工学部, 教授 (40005252)
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研究分担者 |
犬竹 正明 東北大学, 工学部, 教授 (90023738)
渡辺 征夫 九州大学, 工学部, 教授 (80037902)
加藤 義章 大阪大学, レーザー核融合研究センター, 教授 (30093397)
佐藤 哲也 核融合科学研究所, 教授 (80025395)
天岸 祥光 静岡大学, 理学部, 教授 (10042409)
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キーワード | プラズマ / 材料プロセス / 地球・宇宙環境 / 核融合 |
研究概要 |
プラズマ物理、材料プロセスプラズマ、地球・宇宙環境プラズマ、核融合プラズマなど、プラズマが関与する各分野における最近の研究動向の現状を把握するため、必要な調査を実施するとともに、計画の具体化に関する打合せを行った。さらに材料プロセスプラズマ、地球・宇宙環境プラズマ、各融合プラズマに関する研究会を立案し、それぞれ仙台および福岡、鎌倉、仙台で実施し、熱心な討論会を行った。 仙台および福岡での材料プロセスプラズマに関する研究討論会では、材料プロセスのためのプラズマの密度、温度などの制御の方法、プラズマの生成法、プラズマ中のダストなどの不純物の制御、生成メカニズム等について最新の結果が報告され、これらについて討論を行なった。鎌倉での、プラズマ物理、地球・宇宙環境プラズマに関する研究討論会では、主にプラズマ物理・核融合の分野で活動している研究者と地球・宇宙環境プラズマの分野で活動している研究者が一同に会して、それぞれの分野の研究の現状について報告し討論を行った。ここでは、プラズマ中の波動およびそれに関連した構造形成、微粒子を含むプラズマ中の現象などが両分野の研究者の共通の話題として活発な議論が行われた。仙台での核融合プラズマに関する研究討論会は、主としてプラズマ中の自己組織化に着目して行なわれた。ここでは、プラズマ中の自己組織化に関連した実験、理論、計算機シミュレーションによる研究について報告され、討論が行なわれた。 その結果、プラズマ材料学全体に共通する新しい課題として、自己組織化現象、ダスト形成などが益々重要になってきていることが確認されるとともに、プラズマ科学の基盤充実に必要な全国的研究ネットワークの必要性が指摘された。
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