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1995 年度 実績報告書

ヒト高血圧症モデル動物としてのトランスジェニックマウス・ラットの実用化の研究

研究課題

研究課題/領域番号 07308055
研究種目

総合研究(A)

研究機関(財)実験動物中央研究所

研究代表者

野村 達次  (財)実験動物中央研究所, 所長 (10072399)

研究分担者 日置 恭司  (財)実験動物中央研究所, 飼育技術研, 室長 (80208735)
関原 久彦  横浜市立大学, 医学部, 教授 (80126094)
阿部 圭志  東北大学, 医学部, 教授 (60004777)
杉山 文博  筑波大学, 動物実験センター, 助手 (90226481)
村上 和雄  筑波大学, 応用生化学, 教授 (70110517)
キーワードヒト高血圧症モデル / ヒトレニン / ヒトアンギオテンシノーゲン / トランスジェニックマウス / トランスジェニックラット
研究概要

ヒト高血圧症にレニン/アンギオテンシン(R/A)系が関与することは従来の研究において証明されている。我々は、R/A系と高血圧症発症の関係を解析するため、ヒトと同様の機序で高血圧を起こすモデル動物を開発することを試み、レニンおよびアンギオテンシノーゲン(レニン基質)DNAをそれぞれ導入した遺伝子導入動物(Tg動物)を作出している。本研究は、これらTg動物の系統化、遺伝的・微生物的統御並びに計画生産システムの確立等の実験動物学的検討、ヒトの臨床での病態との比較検討、各種薬物の降圧効果及び病態への影響を、総合的に検討し「真」の高血圧モデル動物として確立し、高血圧症の治療法、治療薬の開発研究に実用化することを目的とする。
平成7年度は、各々の研究グループの整備とグループ間の情報交換、ならびに基盤となる遺伝子操作高血圧モデル候補動物の収集とこれらの実験動物学的検討が進められた。
ヒト・レニン/アンギオテンシノーゲン遺伝子導入マウス(つくばマウス)については、村上(分子生物学)グループから、野村(実験動物)グループに導入され、実験動物としての遺伝的・微生物的検討が成され、計画生産システムについて、引き続き検討され、その見通しを立てた。
ヒト・レニン/アンギオテンシノーゲン遺伝子導入ラットについては、野村(実験動物)グループで作出されたラインを基に、個体数を確保するための(有用性と限界を評価するための)生殖工学等を応用した繁殖法の検討がなされた。
ラット・レニン/アンギオテンシノーゲン遺伝子導入マウスについては、ラインの確保が成された。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 杉山 文博ほか: "遺伝子の導入と欠失による高血圧動物の研究" 日本実験動物学会ニュース. 44. 64-75 (1995)

  • [文献書誌] GOTO Y.,et.al.: "Evaluation of coculture aggregation for production of germline chimaeras" Lab.Anim.Sci.,. 45. 601-603 (1995)

  • [文献書誌] Fujii N.,et.al.: "Alterations of angiotensinII receptor in hypertrophied hearts." Biochem.BIophys.Res.Comm.212. 326-333 (1995)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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