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1997 年度 実績報告書

政治的言説

研究課題

研究課題/領域番号 07309018
研究機関埼玉大学

研究代表者

山崎 敬一  埼玉大学, 教養学部, 助教授 (80191261)

研究分担者 樫村 志郎  神戸大学, 法学部, 教授 (40114433)
山田 富秋  山口女子大学, 社会福祉学部, 助教授 (30166722)
根森 健  埼玉大学, 経済学部, 教授 (00156168)
平林 紀子  埼玉大学, 教養学部, 助教授 (30222251)
阿部 年晴  埼玉大学, 教養学部, 教授 (50038957)
キーワードエスノメソドロジー / 相互行為分析 / テクノロジー / 政治的言説 / CSCW / 会話分析 / カテゴリー / メディアスペース
研究概要

今年度の研究は、政治的言説のなかでも特に、人々の言説と身体行動との関わりや、人々の言説と電子テクノロジーとの関わりを中心に研究をおこなった。また、人間同士の関わりや権力作用が、人々の言説とどう関わっているかという問題にも焦点をあわせた。特に、今年度は、実際の現場での相互行為に関する経験的な研究をおこなった。
具体的には、電話で救急処置の指示を行うさいの救急救命士と電話通報者とのコミュニケーションの齟齬の問題、新しい電子テクノロジーを用いた救急処置の指示の問題、ビデオやコンピュータなどの電子テクノロジーを用いた人々の相互行為の問題、阪神淡路大震災を中心としたテレビニュースにおける言説の問題等について、ビデオデータに基づいた経験的研究を進めた。
その結果、人々の言説は、人々の身体行動や、人々の行う相互的なモニターや人々の相互的な関係と深く結びついていることがわかった。また、現代のテクノロジーと人々の言説との関わりの問題を明らかにすることができた。そのなかで、新しい遠隔的な共同作業システムの提案もおこなった。
また、経験的な研究とともに、政治思想史的な形で、言説の問題の理論的な研究もおこなった。その際に、総動員体制と言説との関わりについての研究をおこなった。
同時に、テクノロジーと相互行為に関する研究成果の一部を、海外の国際学会(コンピュタ支援の共同学習に関する国際会議CSCL‘97)で発表した。また、『語る身体・見る身体』という本を編集し、研究成果の一部を発表した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 山崎敬一他: "指示・道具・相互性" 認知科学. 5・1. 51-63 (1998)

  • [文献書誌] Hiroshi Kato, Keiichi Yamazaki et al.: "Designing a video-mediated collaboration system based on a body metaphor" CSCL‘97. (1998)

  • [文献書誌] 山崎敬一 西阪仰: "語る身体・見る身体" ハーベスト社, 314 (1998)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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