研究課題/領域番号 |
07309019
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応募区分 | 総合 |
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
川田 智恵子 東京大学, 医学部, 教授 (60010013)
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研究分担者 |
江川 緑 東京工業大学, 留学生センター, 助教授 (40251615)
河口 てる子 東京大学, 医学部, 助教授 (50247300)
田村 誠 東京大学, 医学部, 助手 (50272422)
吉田 亨 東京大学, 医学部, 助手 (80174936)
山崎 喜比古 東京大学, 医学部, 助教授 (10174666)
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キーワード | スケール / エンパワーメント / Critical Thinking能力 / 慢性疾患対応能力 / 高齢者の転居 / 適応しやすさ / QALYs / 留学生・海外駐在員 |
研究概要 |
今年度は昨年度に引き続き、スケールに関する国内外の文献レビューを行なうと同時に、実証的な調査研究を行なった。具体的には以下の通りである。 1.スケールに開発に関する欧米の最新動向の研究レビュー。とくに、労働者のライフスタイル・チェンジ、地域・職場におけるエンパワーメントなどについてのレビューを詳細に行なった。 2.実証研究として取り組み、既に信頼性・妥当性を検討するなどして、スケール開発に当たっての基礎的な結果を得たものは以下の4つである。 (1)Critical Thinking能力の測定スケール Critical Thinking能力とは、物事に対して単純に受け入れるだけでなく、自分の枠組みで考える能力である (2)慢性疾患対応能力スケール 本スケールは、慢性疾患に罹患した人がセルフ・コントロールを行なえる能力を構成概念を測定している (3)高齢者の転居等に対する「適応しやすさ」スケール 本スケールは、高齢者が転居した場合に、転居先の生活に適応できる能力を測定している (4)QALYs(Quality Adjusted Life Years:質を調整した生存年) QALYsとは生死と生活の質の双方を加味して一元化したスケールである (このうち、(3)と(4)については既に投稿し、1編は掲載済み、もう1編は印刷中である) 3.留学生・海外駐在員を対象とした生活適応に関するスケール開発は、資料整理、データ入力、データベース化まで完了し、新年度に結果分析を行なう。
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