研究課題
社会情報学の現状をどのように把握するかについて検討を加え、その結果、すでに広範な社会情報現象について多面的な研究が行われているが、中核となる基礎理論を欠いているという見解に達した。種々検討の結果、社会情報学の基礎理論として、「情報の社会性」と「情報過程の層序」に注目し、その解明を目指すべきであるという結論に達し、以下の研究事項と研究項目を設定し、これに基づいて平成9年度発足の重点領域の申請を行った。A社会情報学の基礎論的研究A1情報の社会性と人間性の変容A2情報過程の層序B情報社会の社会科学的研究による基礎論への寄与とその検証B1社会変動過程としての情報化に関する研究B2情報政策論における学際的手法C情報社会の情報科学的研究による基礎論への寄与とその検証C1情報の取得可能性とディシジョンプロセスに関するシミュレーション研究D社会情報学D1社会情報学の大学教育