1995 年度実績報告書

地球的規模の社会変動過程の研究体制の検討 -ミクロデータによる構造分析-

研究課題

研究課題/領域番号	07353001
研究機関	一橋大学
研究代表者	松田芳郎一橋大学, 経済研究所, 教授 (30002976)
研究分担者	寺崎康博東京理科大学, 経営学部, 教授 (90136622) 舟岡史雄信州大学, 経済学部, 教授 (50143962) 濱砂敬郎九州大学, 経済学部, 教授 (70039791) 美添泰人青山学院大学, 経済学部, 教授 (80062868) 大屋祐雪下関市立大学, 学長 (40037099)
キーワード	ミクロデータ / 統計解析 / 秘匿処理 / データリンケージ / プライバシー保護 / 統計法
研究概要	1.統計調査データのミクロレベルのデータ開示のための必要な社会的条件について検討を行い、日本の各省庁の対応状況・対応可能性について各種ききとり調査を行い、問題の所在を明らかにした。 2.ミクロデータを研究者が活用することによって、どのような新しい研究手法が開拓でき、現在の当面する社会経済的事象を明確に出来るかを検討した。上記1.2.の検討に基づき、重点領域の計画班の三つの主要項目、統計理論、社会制度、応用解析について、どのような公募研究を募集するかを、1995年9月9日に公開セミナーを行い9本の報告と討論を行った。

[文献書誌] 松田芳郎: "統計行政の新中長期構想" 日本統計学会誌. 25-(3). 261-273 (1995)
[文献書誌] 松田芳郎: "統計調査史からみた統計行政の新中長期構想" 統計. 46-(6). 2-7 (1995)
[文献書誌] 松田芳郎: "ミクロ・データ活用の社会的基盤" 統計. 47-(2). 1-7 (1996)
[文献書誌] 永山貞則: "世界の統計の将来と日本" 統計. 46-(3). 1-8 (1995)
[文献書誌] 舟岡史雄: "企業・事業所統計の整備に向けて" 統計. 46-(6). 23-27 (1995)
[文献書誌] 寺崎康博: "世帯統計を中心として" 統計. 46-(6). 28-32 (1995)
[文献書誌] 吉澤正: "データ収集の新技術" 統計. 46-(9). 30-33 (1995)
[文献書誌] 永山貞則: "世論は「非労働力」がつくる -安易な電話調査の落し穴-" 統計. 46-(9). 34-36 (1995)
[文献書誌] 溝口敏行: "家計調査からみたバブル崩壊と家計消費" 統計. 46-(11). 1-5 (1995)
[文献書誌] 永山貞則: "耐久消費財はどう変わったか" 統計. 46-(11). 12-17 (1995)
[文献書誌] 永山貞則: "芸術事業所の実態" 統計. 47-(2). 24-29 (1996)
[文献書誌] 松田芳郎(編): "「統計情報活用のフロンティアの拡大」に関するセミナー" [一橋大学経済学研究所日本経済統計情報センター], 57ページ (1995)