研究課題/領域番号 |
07354022
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研究機関 | 岡崎国立共同研究機構 |
研究代表者 |
北川 禎三 岡崎国立共同研究機構, 分子科学研究所, 教授 (40029955)
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研究分担者 |
吉川 信也 姫路工業大学, 理学部, 教授 (40068119)
渡辺 芳人 岡崎国立共同研究機構, 分子科学研究所, 教授 (10201245)
西野 武士 日本医科大学, 教授 (40094312)
木村 榮一 広島大学, 医学部, 教授 (30034010)
森島 績 京都大学, 工学部, 教授 (50026093)
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キーワード | 生体エネルギー変換 / NO合成酵素 / チトクロム酸化酵素 / グアニレートシクラーゼ / ペルオキシターゼ / 生体情報変換 / 遺伝子発現制御 / 金属タンパク質 |
研究概要 |
本総合研究は、来年度よりスタートする重点研究「生体金属分子科学」の準備をするものであり、班長予定者による会合を数回開催すると共に、計画研究の班員として予定している人達の全体会議を開催した。本重点研究は、生命活動の中心を担う金属蛋白質及び金属錯体の構造と機能の相関について、分子科学的な新しい観点から研究を展開し、活性部位における金属原子と周囲との相互作用様式と、機能発現における蛋白質の役割を化学的に解明することにある。この分野は学際領域で物理化学、錯体化学、生化学、分子生物学の分野の専門家の共同研究が強く望まれる。そこで班長会では、生体分子の機能を、エネルギー変換、物質変換、情報変換、遺伝子発現という視点で眺め、各分野の基本的な問題を2〜3件ずつ選択した。計11本のプロジェクトを設定し、このプロジェクトに対して「どのような寄与をするか」を各班員に全体会議で発表してもらった。それを基礎に共同研究チームをつくり、それぞれに必要な新設備と一箇所に設置して班員が共通的に利用する設備などについて計画を練った。また可能なものについては共同研究を先にスタートさせ、旅費を援助した。一方、この分野の埋もれた人材を発掘するためにも、公募研究を募集し、その内容を十分に検討するための班長会を2度開催した。このようにして、本年4月からスタートする重点研究に万全の準備をするためにこの総合研究を活用した。
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