研究課題/領域番号 |
07356004
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
杉本 隆成 東京大学, 海洋研究所, 教授 (40004428)
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研究分担者 |
内藤 靖彦 国立極地研究所, 資料系, 教授 (80017087)
谷口 旭 東北大学, 農学部, 教授 (30002091)
川口 弘一 東京大学, 海洋研究所, 教授 (40013586)
大谷 清隆 北海道大学, 水産学部, 教授 (40001606)
有賀 祐勝 東京水産大学, 水産学部, 教授 (10017022)
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キーワード | GLOBEC / 海洋生態系 / 食物網の構造と機能 / 海洋生物資源 / 気候変動 / 生態系計測 / モデリング |
研究概要 |
人間活動の増大に伴うグローバルな海洋環境の変化が、多様性に富む海洋の生態系をおびやかし始めている。その影響を予測し解決策を見出すためには、海洋生態系が地球環境変化に対してどのように反応するのか、その応答過程の解明を急ぐ必要がある。こうした観点から国際的にGLOBEC(Global Ocean Ecosystem Dynamics)が組織され、海洋生態系内の食物網の構造と機能、その変動のメカニズムについて総合的な研究が推進されようとしている。本研究では2回にわって会合を開き(1回はシンポジウム形式)、GLOBECに関連する各分野の研究の現状と課題をとりまとめ、それをもとにわが国におけるGLOBEC推進のための具体的な研究構想を呈示した。主要な研究課題は以下の通である。 1.動物プランクトン・マイクロネクトンの食物連鎖のダイナミクス(1)微小動物プランクトンの食物連鎖における役割、(2)暖水塊の物理的変質に伴う暖水塊生態系の構造変化、(3)南極海および亜熱帯堆礁海域の生態系の構造と機能、(4)動物プランクトンのパッチネスの構造と機能、(5)動物プランクトン・マイクロネクトンの鉛直移動による外洋表層生態系と中深層生態系の相互作用、 2.海洋生物資源の気候変動に対する応答のダイナミクス(1)スケトウダラを鍵種とした亜寒帯生態系の変動機構、(2)気候・海洋変化に対する亜寒帯外洋生態系の応答、(3)多獲性浮魚類の魚種交替の機構、(4)海氷変動に対する南極生態系の応答、 3.海洋生態系の計測およびモデリング技術の開発と応用(1)動物プランクトン・仔魚の音響・画像計測と連続採集装置の開発、(2)サンプリングギアと音響による資源評価技術の開発、(3)乱流下での動物プランクトンの行動の観測とそのモデリング、(4)モデリングと計測の統合システムの構築
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