研究課題
平成7年度に続き、21世紀東アジアの国際政治秩序に関して、研究を進めた。特に、現在、争点となっている人権問題、少数民族の問題が東アジアの国々において、どのように議論されているかについて検討を加え、その上で、関係諸国が合意に達しうる東アジア的な規範的秩序とは何か、そして東アジア的価値観とは何かについて研究を深めた。併せて、研究分担者が分担している研究項目について、それぞれ研究を進めた。さらに、研究会を開き、専門家から教示を受けた。田部博美氏(自治省自治大学校)からは実務体験に基づき、国際交流に関し、自治体の直面する諸問題についてお話を伺い、鶴岡公二氏(外務省北米局)からは日米間の保健問題を巡る交渉についてお話を伺った。後藤淳子氏(農水省国際農林水産業研究センター海外情報部)からは農山村地域の比較調査研究に関してお話を伺い、張啓雄氏(中央研究院近代史研究所、台湾)からは中華民国初期の東アジアの国際秩序に関するお話を伺った。
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