研究課題/領域番号 |
07402003
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
政治学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
初瀬 龍平 神戸大学, 大学院・国際協力研究科 (40047709)
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研究分担者 |
月村 太郎 神戸大学, 法学部, 教授 (70163780)
香川 孝三 神戸大学, 大学院・国際協力研究科, 教授 (20019087)
松下 洋 神戸大学, 大学院・国際協力研究科, 教授 (60065464)
ロニー アレキサンダー 神戸大学, 大学院・国際協力研究科, 教授 (40221006)
木村 修三 神戸大学, 法学部, 教授 (50153193)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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キーワード | NGO / 開発 / 人権 / 医療 / 労働 / 政治変動 / 国際システム / 政府団体 |
研究概要 |
昨今の内政・国際関係において注目を集めているNGOは、非常に把握しがたい存在である。本研究の研究代表者・分担者の間では、そうしたNGOをとらえる共通の視点として「NGOの組織・活動」「NGOと国内各種組織との関係」「NGOと国際社会との関係(リージョナル及びグローバル・レヴェル)」を設定し、研究が進められた。 3年間、それぞれの共通視点に従って研究を行った結果、以下の知見が明らかになった。 (1) NGOの組織・活動を理解する際には、活動主体としてのNGOのみならず、NGO間の関係、供与国政府との関係、援助国政府との関係など、多様な関係に関する考慮が必要である。NGOをめぐる関係は、ヒト、モノ、カネ、情報など多岐に渡る。 (2) 近年の傾向は、そうした関係の深化である。それらを引き起こした典型的な要因としては、インターネット、地域主義の発展などが指摘できる。 (3) ポスト冷戦時代に入り、国際関係の発展は、ナショナル、リージョナル、グローバルな各レヴェルが密接に関連しているが、それぞれのレヴエルを貫いて行動する可能性があるNGOの役割が一層望まれている。 (4) 既成の国際関係のアクターでは、対処しきれない争点において、NGOの活動が特に望まれている。そうした争点としては、民主化、ジェンダー、開発援助、労働運動、医療、教育、環境、民族紛争が挙げられる。
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