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1997 年度 実績報告書

南海トラフ東部(東海地域)海底の二重沈み込み帯とテクトニクス

研究課題

研究課題/領域番号 07404020
研究機関東海大学

研究代表者

瀬川 爾朗  東海大学, 海洋学部, 教授 (60013570)

研究分担者 藤本 博巳  東京大学, 海洋研究所, 助教授 (50107455)
木下 正高  東海大学, 海洋学部, 助教授 (50225009)
三澤 良文  東海大学, 海洋学部, 助教授 (00056095)
根元 謙次  東海大学, 海洋学部, 教授 (70164663)
飯塚 進  東海大学, 海洋学部, 教授 (40055918)
キーワード南海トラフ / フィリピン海プレート / 二重沈み込み / 銭洲海嶺 / 銭洲岩礁 / 干渉GPS測位 / 潜水調査 / 海底湧水計
研究概要

平成9年度
1)潜水調査
5月13日〜15日 小泉金一郎が伊豆半島東部初島付近の海底にしんかい2000により潜航し、海底湧水測定装置の性能試験を行った。測定は成功し、装置も無事回収された。海底断層の「しろうり貝」コロニーに装置を設置して24時間の観測をしたが、湧水が強弱の変化をすることを確認した。これと、海洋潮汐との相関はなかった。
5月20日 瀬川爾朗が小笠原島に出発。24日より31日まで「よこすか」乗船。しんかい6500により銭洲海嶺の南麓に潜航。潮流が異常に強く、調査は困難を極めた。銭洲海嶺南麓における断層は確認できなかった。
2)銭洲岩礁でのGPS測位
7月15日より20日まで、瀬川外が神津島を経由して銭洲岩礁にわたり、干渉GPS測位を定点にて行った。その結果、銭洲海嶺は本州に対して、昨年の結果と同様、北西方向に約25mm/年の速度で動いていることが分かり、銭洲海嶺が一般のフィリピン海プレートとは異なり、南海トラフからの潜り込みは極めて遅いということを確認した。
3)国際会議参加
7月20日〜27日、今西祐一がベルギーにおける地球潮汐シンポジウムに参加。地球深部の変化と重力変化との相関について研究発表した。
瀬川爾朗は、8月27日〜9月2日の間、ホノルルのハワイ大学を訪問。ハワイ大学の地球物理学教室のLAURA・KONG博士にレビューを受けた。
4)根元、飯塚、三澤、木下らは、東海地域の地殻変動を最も顕著に表している静岡県有度丘陵の調査を行った。

研究成果

(1件)

すべて その他

すべて 文献書誌

  • [文献書誌] 瀬川爾朗: "東海地域海底のテクトニクス" 東海大学海洋研究所報告. 19号(印刷中). 93-104 (1998)

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公開日: 1999-03-14   更新日: 2016-04-21  

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