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1995 年度 実績報告書

両生類の形態構造特異性の決定機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 07404057
研究種目

一般研究(A)

研究機関広島大学

研究代表者

吉里 勝利  広島大学, 理学部, 教授 (20095516)

研究分担者 大房 健  広島大学, 理学部, 助手 (50243548)
菊山 栄  早稲田大学, 教育学部, 教授 (20063638)
キーワード両生類 / ウシガエル / アフリカツメガエル / コラーゲン / コラゲ-ナーゼ / ホメオボックス遺伝子 / カテプシンD / 遺伝子クローニング
研究概要

本年度特に推進した研究はウシガエルのコラゲナーゼとコラーゲン遺伝子の構造解析である。前者についてはcDNA及びゲノム遺伝子の全構造を決定し発表した(Rou′x Arch. Dev. Biol. 1996,205.p.243-251)。校舎については、ウシガエルI型コラーゲンのα1,α2鎖cDNAのほぼ全長をクローン化し、その塩基配列を決定した。ヒトI型コラーゲンa1鎖cDNAを用いたスクリーニングによりcDNAクローンを得た。6A-1は、繊維性コラーゲン遺伝子の3′端側の約3300塩基対をコードしていた。6A-1の5′側の配列を得るために実施したRT-PCRにより得られたY31(約1500塩基対)は、300塩基対以上にわたり6A-1と共通の塩基配列を持っていた。Y31/6A-1は、ウシガエルI型コラーゲンのa2鎖cDNAのほぼ全長をコードしていることが判明した。同時にPCRによって得られたクローンY15は、I型コラーゲンのa1鎖cDNAの翻訳開始点から約1800塩基対の配列を含んでいた。本年度の実績からウシガエルI型コラーゲン遺伝子は、ホ乳動物のそれとほぼ同様の構造を有していることが判明した。さらに、カテプシンDのcDNAをXenopus laevisより全長にわたりクローン化し塩基配列を決定した(Dev.Growth Differ.1995.37.p.463-477)。
その他、本年度開始した研究は以下の通りである。(1)変態期に発現しているホメオボックス遺伝子のクローニング、(2)プロテアーゼT1遺伝子のクローニング、(3)カテプシンDゲノム遺伝子のクローニング、(4)DNase遺伝子のクローニング、(5)ウシガエル幼生皮膚におけるカルシウム沈着・蓄積のパターン解析、(6)両生類培養細胞における形質転換、(7)ウシガエルコラゲナーゼ遺伝子上流に見いだされた甲状腺ホルモン応答配列の転写制御活性の定量的解析。

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] Mukai, M: "Characterization of gene of anuran cathepsin D as a inetaworphosis- regulating enzyme." Development Growth & Differevtiation. 37. 463-477 (1995)

  • [文献書誌] Mosconi, G: "Plasma Prolactin levels related to chaugesof salinity in the green water frog, Rana esculenta" Netherlands Journal of Zoology. 45. 53-56 (1995)

  • [文献書誌] Yamamoto, K: "Development and application of ahomologous radioimmunoassay for Xenopus prolaction" General & Comparative Endcrinology. 99. 28-34 (1995)

  • [文献書誌] Oofusa, K: "Presence of thyroid hormone respousive cis-element in the 5′-upstream region of anuran collagenase gene" Roux Archives of Developmental Biology. 205. 243-251 (1996)

  • [文献書誌] Matsumoto, A: "Sexual activity-dependeut changes in Mauthner cell morphology in male red-bellied newts" Journal of Neurobiology. 28. 126-132 (1995)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2013-06-03  

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