研究課題
一般研究(A)
機体組込型超音速ノズルの仕様を実験パラメータ(膨張比や燃料ガス組成など)の検討を踏まえて決定し製作段階に入った。高層大気シミュレーションのための環境設備(スペースチャンバー)への計測光路のアクセスを工夫し冷温ジェットを用いたシュリーレンやレーザー流速計のチェックを終え、現在、LIF(レーザー誘起蛍光法)による反応性ガス組成分析のソフトウェアを習得している。希薄大気と、超音速ジェットとの熱流体干渉を数値シミュレーションするためのDSMCコードは一部開発を終え、ワークステーション上での計算効率の向上を目指すベンチマークテストを実施した。また、古典的なナビア・ストークス運動式に基づく有限体積法TVDコードを非平衡反応流へ拡張適用することも試みた。これら計算結果の効果的なグラフィック処理の方法が色々な角度から検討されつつある。