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1995 年度 実績報告書

紫外線照射が非特異的細胞性免疫能に及ぼす影響に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07407011
研究種目

一般研究(A)

研究機関弘前大学

研究代表者

菅原 和夫  弘前大学, 医学部, 教授 (80136788)

研究分担者 熊江 隆  国立公衆衛生院, 労働衛生学部, 室長 (40145363)
中路 重之  弘前大学, 医学部, 講師 (10192220)
キーワード紫外線 / 好中球 / 活性酵素種 / 化学発光
研究概要

平成7年度は,長波長紫外線の照射量による変化を検討した。この目的は,本研究でヒト好中球に照射する長波長紫外線照射量を設定することにあった。実験は,まず,長波長紫外線曝露後の好中球の生存率をトリパンブルー色素排除法を用いて検討した。すなわち,紫外線照射後のヒト好中球の生細胞(トリパンブルー染色で染色されない),死細胞(トリパンブルー染色で染色される)を判別し,生細胞を(生細胞+死細胞)で除した値(%)を生存率とみなした。その結果,好中球の生存率は,1.0J/cm^2および2.0J/cm^2の照射でいずれも95.2%を示し,対照群(0J/cm^2)の96.2%との間に有意差はみられなかった。すなわち,照射時間に関係なく長波長紫外線2.0J/cm^2以下の照射では好中球は細胞障害を受けないことが判明した。したがって,以下の実験では,ヒト好中球に対する長波長紫外線の照射量として,0.2,0.4,0.6,1.0J/cm^2の4種類を設定し,0.2-0.4J/cm2を少量,0.6-1.0J/cm^2を大量とみなすこととした。それは,青森県の一般住民の末梢循環血液中の好中球が最大0.5J/cm^2程度の紫外線に曝露されていることに裏づけられている。
一方,多検体同時測定法(共同研究者の熊江隆が考案)を改良し,測定機器,すなわち東芝サンランプ(FL20S・E-30,FL32S・BL)内蔵の照射装置(デルマレイ^R,M-DMR-100型,エ-ザイ・東芝社製)とコンピューター(NEC PC98シリーズ)とを接続することにより,さらに迅速で正確な測定が行えるようなった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 白石正彦: "長波長紫外線照射が好中球機能に及ぼす影響" 日本衛生学雑誌. 50. 1093-1102 (1996)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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