• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1995 年度 実績報告書

ステロイド性大腿骨頭壊死症の予防法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07407041
研究種目

一般研究(A)

研究機関九州大学

研究代表者

杉岡 洋一  九州大学, 医学部, 教授 (30037361)

研究分担者 佛淵 孝夫  九州大学, 医学部, 講師 (40190219)
廣田 良夫  九州大学, 医学部, 助教授 (20080624)
居石 克夫  九州大学, 医学部, 教授 (70108710)
キーワード大腿骨頭壊死症、 / ステロイド、 / Shwartzman反応、 / 骨髄内出血、 / 早期病理組織像
研究概要

平成7年度における研究のうち、以下の2項目に対する成果が顕著であった。
1・Shwartzman反応型骨壊死モデルの病因について。
早期病変の免疫組織学的検索では、組織因子やinterleukin-1βの発現が主として骨髄内単球系や脂肪細胞を中心に認められ、更に骨髄内血管に多数のフィブリン血栓が発生していた。
in vitroの解析では、単球系細胞での組織因子mRNAの発現はNorthern blottingにて、エンドトキシン投与下ではステロイドの投与量依存性に亢進していた。大動脈内皮細胞を用いたplasminogen-activator inhibitor-1のmRNA発現に関しても同様の結果であった。
したがって、本モデルでの骨壊死発生の病因として、エンドトキシン刺激による組織因子等を介する凝固系の活性化ならびに線溶系の抑制をステロイド投与が助長したことがと考えられた。
さらに、最近ステロイド単独での骨壊死発生の知見を見い出し、その原因として脂質代謝異常と凝固系亢進の影響を考えている。
2・骨頭壊死発生に関する人体からの標本を用いた研究。
骨頭壊死発生の原因として、bone marrow edema syndromeが提唱されている。これに関連した研究として、ステロイドパルス療法後4週間以内の剖検時大腿骨頭の検索を行った。その結果、MRIにてT1で低信号、T2で高信号で脂肪抑制画像にて抑制されない巣状の領域が骨頭から転子部にかけて多発しおり、これらは組織学的に比較的新鮮な出血および鬱血巣であった。そして、これらの出血巣が、bone marrow edema syndromeの原因の1つと考えられた。
これらのことより、骨頭壊死発生の原因として、ステロイド大量投与後の比較的早期の骨髄内出血や鬱血が関与している可能性が示唆された。

URL: 

公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi