研究課題/領域番号 |
07407050
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研究機関 | 山梨医科大学 |
研究代表者 |
塚原 重雄 山梨医科大学, 医学部, 教授 (80010073)
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研究分担者 |
阿部 圭哲 山梨医科大学, 医学部, 助手 (40242656)
今井 雅仁 山梨医科大学, 医学部, 講師 (90193656)
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キーワード | 急性眼圧上昇 / 高眼圧 / 視神経軸索 / 電子顕微鏡 / 酵素組織科学 |
研究概要 |
これまでの実験から、緑内障モデルにおいては視神経篩状板前後の軸索内には様々な細胞小器官が蓄積することが確認された。今回これらの細胞小器官の酵素組織化学的検討を行った。 モルモットを用い実験した。麻酔後、片眼の前房にカテーテルを挿入し眼圧を60mmHgに上昇させ4時間維持し、急性眼圧上昇モデルを作成した。他眼はコントロールとした。視神経を切りだし、凍結切片を作成し、Gomori法を用いてAcPase活性を光学顕微鏡を用いて観察した。さらに反応陽性切片を1%オスミウム酸で後固定、さらに脱水した後包埋し電顕を用いて観察した。 その結果、光顕観察では高眼圧眼において篩状板前後に反応産物がより明瞭に観察された。電顕観察では軸索内模様細胞小器官(ミエリン様構造、多層板小体、多胞小体)に高電子密度のAcPase反応産物が観察された。以上蓄積した細胞小器官が二次水解小体に相当すると考えられた。
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