研究課題/領域番号 |
07407075
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
稲本 一夫 大阪大学, 医学部, 教授 (00068446)
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研究分担者 |
原内 一 大阪大学, 医学部, 助手 (20243256)
田村 進一 大阪大学, 医学部, 教授 (30029540)
城所 良弘 大阪大学, 医学部, 教授 (20116023)
小縣 裕二 大阪大学, 医学部, 助手 (60281127)
松本 政雄 大阪大学, 医学部, 助教授 (50149944)
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キーワード | 消化管癌 / 食道癌 / 病変検出 / X線画像 / デジタル画像 / 画像処理 / 画像強調 / 高精細画像 |
研究概要 |
1.本研究の2年目である本年度は、昨年度導入した画像取り込み処理装置を本格的に稼働させた。さらに動態画像を解析できるように、ビデオカセットレコーダを購入し、画像処理装置との接続をはかった。処理画像の高精細像を出力するために、慎重に検討した結果、超高画質フルカラーディジタルプリンター:PICTRO GRAPHY3000(富士写真フィルム)を購入し満足すべき画質の画像を得ることができた。システムの円滑な運用をはかるためにパソコン(Power Machintosh)を増設し、装置面ではほぼ整備され研究環境が整った。 2.前年、旧装置Excel(512×512×8bit)で行っていた食道癌の28症例を対象として新装置での実験を開始した。新しい方法として、病変部位を中心に食道×線像をあえて形を変形する処理(球面、回転、つまみ)と、画面を明るくしたりノイズをかける処理を行い、さらに処理後の画像にエッジ処理を応用し効果をみる方法をとった。本実験ではせまい食道を拡大し病変を大きくみせる処理は、大変効果的であることが分かった。さらにエッジ処理を加えると、病変が鮮明に強調される。しかし、かかる処理は同時に偽病変を作る懸念が大きい。その点を正常例と比較し検討中である。 従来の画像処理では原画像のもつ臓器のサイズ、角度を変えることはなかった。いわばタブ-視されていたといえよう。それをあえて試み画像強調する方式は、食道のようにせまい臓器で病変が隠されるものに有効であると考える。将来は、透視画像(VTR)で直接拾い上げられないか、引き続き研究を行っている。その成果は日本医学放射線学会第56回総会(1997.4)で発表し、さらに論文として出す予定である。 3.本年度の研究目標の1つである。被曝線量を軽減を目標としたX線スペクトル測定については、松本が最近、開発されたCdTe、CsZnTe検出器とGe検出器を使って、単層2パルスの診断用X線装置でX線のフォトンスペクトルを測定し、その成果を評価している。その成果を本研究に応用できるかを検討中である。 4.原内は放射線腫瘍データベース構築に成果をあげているが、本研究の画像処理システムと連結し、データ供給をはかるべく計画している。
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