研究概要 |
三ケ年にわたる本研究において,初年度(平成7年度)は,物理学,構造工学,教育工学等の各専門分野で,情報検索,機関間情報交換,研究発表,研究成果教材化に必要となる用途別情報(ハイパー情報)流通システムのプロトタイプを作ために,用途別情報の可変型構成方式の手続きを策定し,その情報の経済性を評価するモデルを求め,次年度(平成8年度)は,ハイパー情報制作システムのプロトタイプを製作し,ハイパー情報の施作評価を行った. これらの研究成果に基づき,第3年度(平成9年度)は,物理学,構造工学,教育工学等の各専門分野におけるハイパー情報として,用途別構成様式可変型情報を制作し,稼働評価を行うこと,そして,用途別構成様式可変型情報広域利用システムのプロトタイプを製作し,情報の経済性評価モデルを参考にしてその実用性を確かめることをそれぞれ研究目的とした.その結果,三ケ年にわたる本研究全体のまとめとして,次の成果を得た. 1.物理学,構造工学,教育工学のハイパー情報(用途別構成様式可変型情報)の制作が,ビデオ情情制作,ビデオ情報のMPEGI変換によるビデオサーバ登録,そして,文字情報と静止画情報のWWWサーバ登録に基づいて行われた. 2.ハイパー情報広域利用システムのプロトタイプが,ビデオエンコーダ,ビデオサーバ,WWWサーバ,ネットワーク,端末の各々を用いて製作された. 上記のプロトタイプを用い,物理学,構造工学,教育工学のハイパー情報の広域利用評価を実際に行うことができた.
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