研究課題
基盤研究(A)
現在、国語・算数・理科・社会等の既存の教科の枠を越えた、新たな科目の創造が具体的に検討されている。さらに、小学校では同一教師が複数の教科を担当しているため、それぞれの教科の関連をはかる手がかりを必要としている。しかし、教科内容を検討する教科教育学は、既存の教科ごとの縦割りで研究されている場合がほとんどである。そのため、理念的には教科の枠を越えた教科教育学が提唱されているものの、各科教育学(国語科教育学、算数科教育学等)の集合体が教科教育学の実体であった。本研究では、以下の10の視点から一般教科教育学を構築した。一般科教育学の成立根拠総合的カリキュラムの構成原理と、実践学の成立条件。人類的課題に応える教科教育の構造。教科教育学に固有の授業分析アプローチとは何か?多様な知識を背景とした問題解決:算数と理科に焦点を当てて学習者特性としての文脈依存性環境教育実践の実態分析とカリキュラム教科教育における環境認識環境教育における表題教材を用いた総合学習環境教育における生活教材を用いた総合学習