• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1995 年度 実績報告書

消滅処理を目的とする核燃料サイクルのための高速中性子核データの測定

研究課題

研究課題/領域番号 07408010
研究種目

一般研究(A)

研究機関東北大学

研究代表者

平川 直弘  東北大学, 工学部・原子核工学科, 教授 (20005391)

研究分担者 松山 成男  東北大学, 工学部, 助手 (70219525)
岩崎 智彦  東北大学, 工学部, 助手 (70184869)
馬場 護  東北大学, 工学部, 助教授 (20005466)
キーワード消滅処理 / 核燃料サイクル / 高速中性子 / 核分裂断面積 / 即発核分裂スペクトル / ネプツニウム-237 / トリウム-232
研究概要

本年度実施した項目は以下の通りであり、ほぼ計画どおりであった。
1.廃棄物問題を考える上でもっとも重要なNp237について日本原子力研究所の協力を得て約1mgの試料量を持つNp237試料を4枚作成した。
2.試料中のアクチニド量を定量するためのαスペクトロメーターを購入整備し、作成したNp237試料のNp237量を定量精度約1%で定量した。
3.比較的高い放射能を持つ試料を取り扱うために必要となるドラフトチェンバーを購入し、東北大学工学部高速中性子実験室内の遮蔽室に設置した。
4.核分裂断面積測定を実施する上で、バックグランド中性子の寄与を除去する上で必要となる高周波ビーム偏向装置を整備し、TOF測定法を用いてその性能を評価した。これによる中性子パルスの半値幅は約2nsec程度であることが確認された。
5.東北大学工学部高速中性子実験室にてNp237の核分裂断面積を測定するための電子回路を購入し整備するとともに核分裂測定を実施した。測定においては、4で整備したビーム偏向装置によって核分裂断面積測定上のS/N比の大幅な改善が得られることを確認した。本年度測定した中性子エネルギーは約1MeV(Li(p,n)反応により)であった。
6.実験データの補正計算手法について検討し、試料内自己遮蔽の補正、バックグランド中性子・寄生中性子補正についてコード化した。
7.また、即発核分裂スペクトル測定の予備実験をTh232試料を用いて行った。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] T.Iwasaki,N.Hirakawa: "Neutron economy and transmutation Performance of coupled system of fast reactor and A-burnor" Proc,Int,Conf,on Evaluation of Emerging Nodn Fuel Cycle Systems. 2. 1708-1715 (1995)

  • [文献書誌] T.Iwasaki,N.Hirakawa: "Fast and Perfect Transmutation of Minor Actinides with Vitra High Flux Reactor" J.of Nuclear Energy. 29 Supplement. 289-296 (1995)

URL: 

公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi