研究課題/領域番号 |
07408013
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研究種目 |
一般研究(A)
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
花木 啓祐 東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授 (00134015)
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研究分担者 |
太田 猛彦 東京大学, 農学部, 教授 (50134797)
鈴木 基之 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (10011040)
山田 興一 東京大学, 大学院・工学系研究科, 客員教授 (10260499)
玉井 信行 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (90010818)
松本 聡 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (20032295)
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キーワード | 人間定住 / 持続可能 / 生態系 / 水資源 / エネルギー / 太陽電池 / 土壌侵食 / 炭素循環 |
研究概要 |
初年度である今年度は、東京大学内の研究グルーブであるグローバルチェンジ研究会と連携をとりながら研究打合会を行い、また大学内の公開の研究会を開催した。その一方で各分担者が研究を進めた。 花木は、人間活動によって水需給が圧迫される地域において水資源への温暖化の影響が起きやすいことを示すと共に、いくつかの河川について、温度変化及び降水量変化に対する河川流量の応答を水文流出解析によって求めた。松本は、中国の黄土高原をフィールドとして、いかにして砂漠化と土壌侵食を抑制しながら畑作や酪農を行うかを検討し、その中で社会的な要因が大きいことを示すと共に具体的に定住方法を農業技術的に示しつつある。太田は、人間が定住する際に圧力がかかりやすい森林をどのように利用するかを森林の長期的な管理の立場から検討した。その際、長期的な森林サイクルを考慮した森林管理をどのように人間の定住活動と折り合わせるかという点に着目して検討した。玉井は、人間活動に伴って形成される都市がどのように気象変化に影響を与えるかをモデル解析を中心にして解析し、周辺の地形などの都市の立地条件によってヒートアイランドの形成程度が異なることを示しつつある。石谷は人間の定住に不可欠はエネルギーを持続可能な形で利用できるような総合的な計画を立案する際に考えるべき基準を明らかにすると共にその規準にかかわる技術的な側面を検討している。山田は、具体的な再生可能エネルギー供給技術として太陽電池を取りあげ、とりわけ半乾燥地のような定住に不利な場所では有効にその技術が働きうることを示す一方で現在の問題点としてコストの問題があることを示している。鈴木は、植物の働きを取り込んだ地球規模の炭素循環モデルを構築しそれによって温暖化の影響を評価すると共に、人間定住が地球環境に与える影響を評価している。
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