研究課題/領域番号 |
07451023
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研究種目 |
一般研究(B)
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
江島 義道 京都大学, 大学院・人間・環境学研究科, 教授 (60026143)
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研究分担者 |
竹本 篤史 京都大学, 総合人間学部, 助手 (20263056)
飼原 壽夫 大阪樟蔭女子大学, 学芸学部, 助教授 (50194668)
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キーワード | 色知覚 / 色対比過程 / 色順応特性 / 階層的 情報処理 |
研究概要 |
本研究は、色知覚の基本属性である色相・明度・彩度が、網膜から大脳皮質に至る視覚情報処理過程の各階層の中でどのように形成されていくのか、そして、それに関わる各階層での処理に、空間要因・時間要因がどのような影響を与えるのかを実験的に解析することにより、高い予測性をもつ視覚情報処理機モデルを構成し、生体内部過程を反映させた新たな色覚記述体系を提案することを目的としている。 計画(2年計画)の初年度である本年度は、色覚特性に与える、空間要因と順応要因の影響を、下記の精神物理学的実験、 1)空間対比下における検出閾測定実験 2)空間対比でのメタメリック・マッチング実験 3)順応下における検出閾測定実験 4)順応下でのミニマムフリッカー実験及びキャンセレーション実験 により解析し、色覚過程の対比事態における色表現特性(反対色特性と異なる)と階層的色過程の各段階(錐体過程と反対色過程)における順応特性を明らかにした。
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