本研究では次の4つの調査を実施した。(1)「価値意識に関する調査」(N=2000)、(2)「教師の社会意識と教育意識に関する調査」(N=2000、(3)「地域意識と価値意識に関する調査」(N=1000)、(4)「高校教師の社会意識と教育意識に関する調査」(N=1000)。日本人の価値意識については、研究費の制約で日本人全体を調査対象とすることができず、茨城県内の成人を調査対象としたが、これらの結果は日本人全体にあてはまることが明らかにされた。たとえば日本人は信心深くないといわれているが、今回の調査と「日米欧価値観調査」の結果を比較した結果、回答分布がきわめて似ていることが明らかにされた。同時に、今回の調査は郵送調査法を使用したため、回収率を規定する要因の実験も実施した。
|