(1)研究課題の分析に必要な国内外の資料及び文献の収集及び分析検討をとおして特に日英米の最新の知見の把握をなしえた。 (2)基礎的統計資料の作成・検討をとおして、研究課題に関わる第二次世界大戦後半世紀にわたる日本の統計的変容過程を析出しえた。 (3)研究課題の分析に必要な基礎的調査の実施及び分析(1200事例)をとおして、作業仮説1-性別分業の解体と非解体の混在-の検証をなしえた。 (4)全国18カ所の保育所に乳幼児を預ける父母を対象とする調査の実施及び分析(800事例)をとおして、作業仮説2-パーソナル・ネットワークとソーシャル・ネットワークの相補関係-の検証をなしえた。 (5)20〜30年前に保育園を卒園した園児のインテンシイブな追跡調査の実施及び分析(30事例)をとおして作業仮説3-矛盾の統体としての共働き家族の父母と子どもの関係-の検証をなしえた。 (6)調査をとおして得た非常に貴重なデータと知見及びその分析をもとに著作の刊行を予定している。
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