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1996 年度 研究成果報告書概要

通級指導教室における効果的指導に関する実践的研究

研究課題

研究課題/領域番号 07451063
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 教育学
研究機関広島大学

研究代表者

長澤 泰子  広島大学, 学校教育学部, 教授 (10000267)

研究分担者 若松 昭彦  広島大学, 学校教育学部, 講師 (70230919)
谷本 忠明  広島大学, 学校教育学部, 助教授 (90144790)
船津 守久  広島大学, 学校教育学部, 教授 (40117049)
山梨 正雄  広島大学, 学校教育学部, 教授 (90000281)
高杉 弘之  広島大学, 学校教育学部, 教授 (20000292)
研究期間 (年度) 1995 – 1996
キーワード構音障害 / 聴覚障害 / 吃音 / 発達障害 / 学習障害 / 視覚障害 / 教師の専門性 / 連携の教育
研究概要

特殊学級での指導と通級指導教室での指導とは行政的に異なるものの、教育的見地からは差がないことを確認して研究は進められた。継続指導してきた、児童・生徒に関するケースカンファレンスおよびまとめから得られた主な知見は以下の通りである。
1)難聴、構音障害、吃音、学習障害、弱視、発達障害など多様な児童・生徒に対する指導をおこなう通級指導教室の教師には専門的技術が必要であること。
2)通級指導教室には、上記障害をもつ児童・生徒以外のいわゆる「その他」児がかなり多いこと。
3)通級指導教室での教育は、連携の教育といわれているが、指導を開始するにあたって、教師間、教師と保護者との間に「インフォームド コンセント」の共通理念が不可欠であること。
4)いかなる障害を持った子どもについても、効果的な指導とは、単にある活動ができるようになることではなく、社会との関係において自己決定ができるようになることである。
5)地域によっては、通常学級を担当していた教師が、専門的な研修を受けないまま通級指導教室の担当になることが、非常に多く、専門的指導技術を保証するためのシステムが必要とされること。
6)勤務体制や教師のレベルなど、地域による格差が浮き彫りにされた。

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公開日: 1999-03-09  

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