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1997 年度 実績報告書

民俗の変容と生成-高度経済成長を画期とした変容過程の実証的研究-

研究課題

研究課題/領域番号 07451073
研究機関筑波大学

研究代表者

平山 和彦  筑波大学, 歴史・人類学系, 教授 (10092529)

研究分担者 古家 信平  筑波大学, 歴史・人類学系, 講師 (40173520)
佐野 賢治  筑波大学, 歴史・人類学系, 助教授 (90131127)
高桑 守  筑波大学, 歴史・人類学系, 教授 (60127769)
キーワード民俗社会 / 高度経済成長 / 歴史民俗学 / 生活誌
研究概要

本研究では3年間にわたり、日本文化の地域的特質および民俗社会の変容過程を明らかにすることを目的に、小規模生産社会において実態調査をすすめた。具体的には青森県脇野沢村、同田老町、岩手県盛岡市、同北上市、同花巻市、山形県飯豊町、新潟県名立町、長野県立科町のいくつかの集落において、研究代表者および分担者に加えて研究協力者をまじえた調査を行い、それぞれの地域における歴史民俗学的視点から実証分析を試みた。各地域少なくとも2年間にわたる反復調査によって、1960年代の高度経済成長が地域社会の流通経済と生活様態に大きな転換をもたらしたことを踏まえて、集落レベルの技術革新と生産組織の変容、資源利用とのかかわりなど、従来の研究に看過されていた部分を明らかになしえた。ドラスティックな変容を被った住民の生活体験を、近年注目されている生活誌の方法を援用し、聞き取り調査と現地に残された諸資料によって跡付ける作業も行った。これらの事例を中心とした報告については平成10年3月に刊行の研究成果報告書に掲載した。各地域相互の比較研究は今後の課題として残された。また、これらの調査地域にかかわる文献の購入とデータベース化も併行して行ってきた。文献目録の作成は中途の段階にあるため公開にいたらなかったが、蓄積した情報は研究分担者相互には利用可能な状態にしており、いずれこれを基礎とした東日本地域の目録を刊行したいと考えている。

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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