研究概要 |
今年度は『八重山風俗図』(石垣市立八重山博物館)および『十王図』(石垣市桃林寺蔵)など石垣島地区の琉球風俗画について調査を行ない,画像入力,Phot.C.D化を終えた。前者は廃藩置県直後の八重山風俗を伝えるものとして,重要であり,また後者は日本最南端の『十王図』であり,かつヤマト出来であることが確認できた(『十王図』に関しては東京国立文化財研究所美術部中野照男技官の研究協力を得た)。 また滋賀大学経済学部資料館保管の『那覇港貿易図』の調査も併せて行ない,およそ300人ほどの人物について画像入力を行なった。
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