研究課題/領域番号 |
07452013
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研究機関 | 国際大学 |
研究代表者 |
WELFIELD Jhon B. 国際大学, 大学院国際関係学研究科, 教授 (80160224)
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研究分担者 |
信田 智人 日米関係研究所, 研究員(講師) (80278043)
毛利 勝彦 国際大学, 大学院・国際関係学研究科, 助教授 (00247420)
大内 浩 芝浦工業大学, 工学部建築工学科, 教授 (40213631)
細谷 千博 国際大学, 大学院・国際関係学研究科, 名誉教授 (60017564)
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キーワード | 日米中関係 |
研究概要 |
アジア太平洋地域における日米中の対立と協調の構図についての歴史的考察を行った上で、政治・経済・戦略などの次元での個別テーマについて、各担当者から報告がなされ、グループ討論が行われ、次にような所見を得た。 i)APEC,ARF等のような多角的組織の出現は米中間の緊張緩和に大きく貢献できる。日本は直接・間接的に、このような組織の発展に、第三国の国益に留意しつつ上の役割を果すよう力を尽くすべきである。 ii)米中両国と密接な政治的・経済的関係を有する日本、または濠州のような国は一方的に、双方的に、そして多辺的に、両大国の対立を避けるため仲介の役割を演じることができる。 iii)日本と濠州は既にアジア諸国の独自の「民主主義観」「人権観」等を「静かな外交」によってアメリカに説明することに努力してきた。この努力がある程度成功を収めたといえる。と同時に、米国の立場をアジア諸国に伝えることにも努力した。このような「静かな外交」を続ければ、米中間の関係悪化の防止に寄与できると思われる。
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