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1996 年度 実績報告書

同友会調査に基づく中小企業・業況統計のパネルデータ解析

研究課題

研究課題/領域番号 07453004
研究種目

基盤研究(B)

研究機関立教大学

研究代表者

菊地 進  立教大学, 経済学部, 助教授 (70175157)

研究分担者 坂田 幸繁  中央大学, 経済学部, 助教授 (00153891)
山口 義行  立教大学, 経済学部, 助教授 (90191246)
廣江 彰  立教大学, 経済学部, 教授 (80181197)
岩崎 俊夫  立教大学, 経済学部, 教授 (50125283)
キーワード同友会調査 / 中小企業家同友会 / 企業家意識調査 / 景況調査 / 業況調査 / ディフュージョン・インデックス / パネルデータ / ミクロデータ解析
研究概要

研究初年度の平成7年度には、『同友会景況調査』について、平成2年から平成7年までの計6年24四半期分のデータの吟味・統合を行った。その結果、単一回答質問(SA)、数量回答質問(両者あわせて70項目)については、単一のスプレッドシートが完成し、それに基づく分析を平成8年度に開始した。ただ、その分析過程で重複回答が少なからず発見され、データの再吟味が必要となり、分析・再吟味という試行錯誤が平成8年度においても繰り返される結果となった。しかし、それもようやく完了しつつある。さらに、平成8年度には、このスプレッドシートに当年の4四半期分のデータを追加し、全体で30MB程度の大きな分析用スプレッドシートを作り上げることができた。他方、複数回答分(7項目)については、それと別に調査全体を束ねる分析用シートを作成している。これは途上にある。複数回答の場合、定められた選択数の上限を超える回答も少なくなく、その処理・調整にかなりの時間を要し、基礎作業がなかなか片づかなかったということである。しかし、これも次年度初めには完了する見込みである。
SA、数量質問のスプレッドシートからの分析では、継続して回答してきている企業の回答内容と、散発的に回答している企業の回答内容にどのような差が見られるかに関心が集中し、種々興味深い結果がえられた。継続して回答しているからといって、必ずしも業況が常に良いわけでなく、むしろ、そこにおいては回答の信頼性の点で見るべきものがあり、『同友会景況調査』の回答の鮮明感のリ-ド役を担っていることが明らかとなった。また、質問項目間の関連度を解析した結果、全体に論理的・整合的な回答構造になっていることが明らかになり、調査の質がかなり高いものであることが明らかとなった。さらに、結果の代表性(調査対象企業がサンプリングによって選ばれていないの問題)をどう見るかについても一定の視点を確立することができた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 菊地 進: "同友会調査の推移と位置" 中小企業家同友会『企業環境研究年報』. 第1号. 87-100 (1996)

  • [文献書誌] 坂田 幸繁: "DOR業況判断の構造分析-CATDAPによる解析を中心に-" 中小企業家同友会『企業環境研究年報』. 第1号. 101-115 (1996)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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