• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1995 年度 実績報告書

超高感度ラドン検出器の製作とカミオカンデ溶存ラドンの低減

研究課題

研究課題/領域番号 07454049
研究種目

一般研究(B)

研究機関岐阜大学

研究代表者

田阪 茂樹  岐阜大学, 教育学部, 助教授 (60155059)

研究分担者 佐々木 嘉三  岐阜大学, 教育学部, 教授 (40021307)
キーワードRadon / KAMIOKANDE / Pure water / Radon free air
研究概要

本研究の第一目的である、今までの100倍の感度を持つ超高感度ラドン検出器の開発に成功した。この検出器によってスーパーカミオカンデ内の純水中及びラドンフリーエア-中のラドン濃度を0.01(Bq/m^3)までリアルタイムで連続測定することが可能となった。これらの10台のラドン検出器は平成8年3月にはスーパーカミオカンデに設置され、マイコンとワークステーションを用いたラドン観測ネットワークによって遠隔地からでも操作することが可能となった。
現在ラドンフリーエア-中のラドン濃度は0.01(Bq/m^3)以下であり、またタンク内の純水中のラドン濃度は約2(Bq/m^3)であり、今後純水装置の循環モードになるとラドン濃度は徐々に低下するものと予想される。
本研究の第二目的である、スーパーカミオカンデの純水中に溶けている微粒子から放出されるラドンを測定するためのシステムを組み立てた。このシステムは超高感度ラドン検出器、ハブリング用大型フラスコ、循環ポンプなどから構成されている。平成8年2月に純水を採水して持ち帰り測定した。その測定結果は純水中に溶存している微粒子によるラドン濃度は約0.1(Bq/m^3)以下であった。今後はこのシステムに加圧ろ過タンク、限外ろ過膜、逆浸透膜モジュールを接続して0.1μm以下の微粒子の除去を行って、純水中のラドン濃度を0.01(Bq/m^3)まで低下させる技術を確立する計画である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] S.Tasaka, et al.: "Ground-Water Radon Anomaly Before the Kobe Earthguake in Japan" Science. 269. 60-61 (1995)

URL: 

公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi