| 研究課題/領域番号 |
07454052
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| 研究種目 |
一般研究(B)
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| 研究機関 | 大阪大学 |
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研究代表者 |
下田 正 大阪大学, 理学部, 助教授 (70135656)
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| 研究分担者 |
森信 俊平 九州大学, 理学部, 教授 (50016078)
高橋 憲明 大阪大学, 理学部, 教授 (10028152)
宮武 宇也 大阪大学, 理学部, 助手 (50190799)
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| キーワード | 液体ヘリウム / 氷球粒子 / snowball / イオントラップ / 核スピンの保持 / スピン偏極度 / 核磁気共鳴 |
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| 研究概要 |
超流動液体ヘリウム中に導入された不純物イオンのまわりに形成されると考えされる氷球粒子(分極ヘリウム原子群)中で、イオンの核スピンが保持出来るかどうかは、液体ヘリウムをイオントラップとして利用する際、核分光的研究への広範な応用が期待できる、という意味で極めて重要である。
本年度は、
1.閉じこめられた不安定核からの放射線(β線、γ線)を検出する検出器系のシミュレーションを行い、プラスチック検出器系(β線検出用)、および沃化ナトリウム結晶(γ線検出用)の最適な形状・配置を決定した。
2.核スピンを保持するためおよびスピンの量子化軸を与えるための電磁石系を設計製作した。これは最大磁場500ガウスを発生する事の出来る空芯型の電磁石である。磁場の一様性を実測し、計算どうりの性能が出ていることを確認した。
3.核スピンを核磁気共鳴によって反転させるための高周波コイルを製作し、そのテストを行った。共鳴Q値を出来るだけ小さくするため特殊な形状を考案した。
4.スピン反転の諸条件を理論的に予測するため、時間に依存するハミルトニアンのもとでのスピンの回転運動方程式を調べた。これには膨大な数値計算が必要であるが、新たに導入したワークステーションによって始めて可能になった。その結果、今まで定性的に議論されていた反転条件を定量的に示すことが出来た。
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