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1995 年度 実績報告書

nano-CMM(ナノメートル分解能の三次元座標測定機)の開発

研究課題

研究課題/領域番号 07455109
研究種目

一般研究(B)

研究機関東京大学

研究代表者

高増 潔  東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (70154896)

キーワード三次元座標測定 / ナノメートル計測 / キャリブレーション / 熱応力解析
研究概要

アルミニウム製のテーブルの性能試験を行った.また,有限要素法により,ゼロデュア(熱膨脹係数の非常に小さいガラスセラミックス)やシリコンなどの新しい材料でテーブルを製作するための力解析と熱応力解析を行い,以下の実績が上げられた.
1.試作したアルミニウム製のテーブルをレーザ干渉測長機およびオプティカルフラットの測定によって評価し,真直度400nm,繰り返し精度40nmであることを確認した.
2.力解析では,十分小さな測定力のプローブを利用するば,ナノメートルオーダの変形量で測定できることを確認した.
3.ゼロデュアやシリコンなどの材料による有限要素法の解析により,熱平衡までの時間としては,テーブルの形状より熱伝導度の影響が大きいこと,熱応力の解析では,力解析に比べて1桁から2桁測定誤差が大きくなることが確認された.
今後は,これまでの研究成果を基に新しい材料によるテーブルの試作およびブローブシステムの試作を行い,ナノメートル分解能の三次元座標測定機の構成を目指す予定である.

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 洪 俊憙: "測定データから抽出した幾何バラメータによる加工工程の管理手法" 精密工学会誌. 61. 1710-1714 (1995)

  • [文献書誌] 大澤尊光: "多値パターン投影による三次元形状測定" 精密工学会誌. 61. 1101-1105 (1995)

  • [文献書誌] 高増 潔: "nano-CMMの研究開発" 機械と工具. 39. 28-32 (1995)

  • [文献書誌] 高増 潔: "形状測定におけるソフトウェアの問題点" 精密工学会誌. 61. 1049-1053 (1995)

  • [文献書誌] K.Takamasu: "Data Processing Method for Geometrical Forms with Form Deviations in Coordinate Metrology" Proc.4th CIRP Seminar Computer Aided Tolerancing. 301-311 (1995)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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