研究課題/領域番号 |
07455187
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 武蔵工業大学 |
研究代表者 |
星谷 勝 武蔵工業大学, 工学部, 教授 (30061518)
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研究分担者 |
丸山 收 武蔵工業大学, 工学部, 講師 (50209699)
野田 茂 鳥取大学, 工学部, 助教授 (80135532)
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キーワード | Kriging / Conditional Simulation / Earthquake Wave Propagation / Stochastic Interpolation / Conditional Non-Gaussian Field / Kalman Filter / Identification |
研究概要 |
地震動モニタリング波形を用いて、異なる地点間の相互スペクトル(あるいは相互相関関数)の特性式とそのモデルパラメータをオンラインリアルタイム方式で同定するために、確率論的内挿法を考案した。従来の研究では地震動情報のオンライン処理が中心であった.一方、本研究では、地震発生と同時に、得られた地震動モニタリングの記録を主な情報源として、地盤や地震波動場の事前情報を更新するとともに、オンラインによる地震波動場の補間理論の構築を行った。そのため、リアルタイムの災害制御や意思決定に大いに役立つことが期待される. また、地震動時空間確率場において、地震波動がある閾値を超過する確率を求めるための理論開発を行った.初めに確率場の線形補間の手法を用いて正規性条件付確率場における閾値超過理論の検証を行い、地震波動伝播現象の支配方程式等を組み込んだ非線形システムおよび非ガウス性確率場の超過確率問題の理論開発を行った.本手法は、動的信頼性問題に適用可能となる. 時空間確率場における、観測点の最適配置計画に関する研究を行った。確率場における情報量を確率エントロピー関数を用いて表現し、対象とする物理現象を推定するために、観測により得られる確率場の最適な条件を誘導し、有限な観測点をどこに設置すれば最良の情報を入手可能となるかという問題に対して検討した.
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