研究課題/領域番号 |
07455215
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
大井 謙一 東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (90126003)
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研究分担者 |
嶋脇 興助 東京大学, 生産技術研究所, 助手 (40092233)
林 暁光 東京大学, 生産技術研究所, 助手 (30262124)
高梨 晃一 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (60013124)
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キーワード | 鉄骨立体骨組 / 自然地震応答観測 / 同定 / オンライン地震応答実験 / 弱小モデル |
研究概要 |
本研究では,地震応答観測やオンライン応答実験などの直接的、実証的な手段によって実地盤上の地盤-基礎-建物系の振動特性を解明することを目的としている。そのため、東京大学生産技術研究所千葉実験所内の実地盤上に建つ弱小鉄骨骨組を利用した自然地震応答観測を行い、またオンライン応答実験による検証を行う。観測に供する弱小構造模型は、実大構造物の約1/2程度の軸組寸法で、しかも震度4程度の地震に対して骨組の一部が塑性化あるいは破壊する程度の強度性能を持っているので、振動特性の予測に関わるモデリング誤差や多次元地震入力などの要因がきわめてリアリスチックな状態で測定できる。 今年度では、実地震に対する弱小構造モデルの応答観測を続行するとともに、昨年度で計画し、着手した部分構造法によるオンライン地震応答実験っを行った。実地震応答観測では発生した幾つかの地震に対する応答、特に1996年9月11日の発生したマグニチュード6.6(千葉震度4)の地震に対する応答観測データが収録できた。オンライン応答実験では、耐震要素であるブレースのみを取り出して載荷実験を行い、残りの部分に対して数学モデルを用いてシミュレートし、この両者をコンピュータ内で結合させ、構造全体の地震応答シミュレーションを行った。またこのハイブリッド実験と平行して、純数値解析も行った。相互比較によって、測定された実地震に対する構造の応答が、実験室での地震応答実験や数学モデルによる純数値解析でどの程度の予測できるかなどについて調べた。
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