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1997 年度 実績報告書

空中浮遊汚染物の室内侵入防止に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07455234
研究機関郡山女子大学

研究代表者

菅原 文子  郡山女子大学, 家政学部, 教授 (50196705)

研究分担者 諸岡 信久  郡山女子大学, 家政学部, 助教授 (20166458)
角野 猛  郡山女子大学, 家政学部, 教授 (60128981)
キーワードジ-ゼルエンジン排気 / 換気量 / アンダーセンサンプラ
研究概要

平成7年、8年度にスギ花粉及び農薬散布に対する換気量との関係の研究を終わり 9年度はジ-ゼルエンジンの排気ガス中のジ-ゼル粉塵の屋内侵入と換気との関係の研究を行った。ジ-ゼル粉塵は幹線道路沿いの室内侵入により被爆を受ける住民などに喘息様の症状を起こすことが社会的に関心をもたれ、医学関係では動物実験が行われている。工学関係では、医学関係とは異なった面から室内侵入の実態を測定して室内侵入の抑制に役立てようと試みた。
測定機器はロ-ボリュム粉塵計、粉塵用アンダーセンサンプラを用いて屋内侵入粉塵量と屋外粉塵量の比較を行い、併せてジ-ゼル粉塵含む排気ガス中の粉塵の粒径分布求めた。この粒径分布から排気中のジ-ゼル粉塵の粒径が非常に細かい粒子であることが確認された。
屋内外の比較では換気量が非常に小さい締め切った室内ではアンダーセンサンプラの下段2段に捕集される1μm〜0.5μmの微細粒子は屋外より室内の捕集量が多いことが明らかになった。この現象は花粉の室内の微細粒子の捕集でも明らかになっており、換気量が少ない状態の室内では、隙間などから侵入した微細粒子が換気量が少ないため排出できず高い室内濃度を示すと思われ微細粒子の室内侵入と排出について新しい知見を得た。このことから室内の微細な汚染物質と換気量との関係について適切な換気量の算定を求める研究が必要である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 菅原文子: "住居内侵入スギ花粉エアロゾルに関する研究-粒径分布,換気量、落下構造" 日本建築学会大会学術講演会梗概集. 716 (1997)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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