研究課題/領域番号 |
07455269
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
複合材料・物性
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
小山 清人 山形大学, 工学部, 教授 (60007218)
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研究分担者 |
栗山 卓 山形大学, 工学部, 助教授 (10186520)
滝本 淳一 山形大学, 工学部, 助教授 (50261714)
高橋 幸司 山形大学, 工学部, 助教授 (00134023)
岩倉 賢次 山形大学, 工学部, 教授 (50007019)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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キーワード | 高分子液体 / 複合系液体 / レオロジー / 電場 / 磁場 / 超音波 / 結晶化 / シミュレーション |
研究概要 |
1、成形条件と電場、磁場印加条件が微細構造、分散粒子の配列に及ぼす影響を調べた。エレクトロレオロジー(ER)流体、マグネトレオロジー(MR)流体、エレクトロマグネトレオロジー(EMR)流体について、直接観察装置を開発して外場印加中、流動中の分散粒子の挙動を明らかにした。また繊維系粒子分散系高分子溶融体の流動特性と流動配向を調べた。繊維系粒子分散系高分子溶融体の流動配向は外場照射なしの状態では簡単な理論で予測できることを明らかにした。 2、外場照射が材料の流動挙動に与える影響について計算機シミュレーションを行い、外場照射条件が分散粒子の配列に与える影響を調べた。ER流体、MR流体、EMR流体について、簡単なモデルで分散粒子の凝集構造が再現されることを示した。 3、外場変調による基礎データをもとに、高分子の流動・結晶化過程で外場を用いて微細構造の制御を試みた。外場として強力超音波を用いた結果、トーンバースト超音波を用いることにより薄い試料中に効率よく超音波流動を発生させることが可能であることを明らかにした。 4、分子構造、分子量、分子量分布または分散粒子の種類、形状、サイズが外場変調による構造制御に及ぼす影響を調べた。EMR流体では外場印加時に起きる分散粒子の凝集構造が分散粒子の性質と深く関わっていることを示した。 5、電場、磁場照射を用いた微細構造及び分散粒子の配列制御による力学的性質の改善を引っ張り試験機、シャルピー衝撃試験機、硬さ試験機などで調べた。
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